新着情報NEWS

経営理念の出発点②

ヘルパーになってまず思い出したのは、テレビ販売員の仕事でした。

「施設には入りたくないんだけど、息子たちに迷惑をかけずに家で暮らすことはできるのかしら」と家族想いの方、「朝ごはんは目玉焼き。野菜は塩コショウ。シンプルなご飯がいいの」と質素なお料理を好まれる方、「古いワイシャツはエプロンに生まれ変わらせられるのよ。」と裁縫上手で物を大切にされている方、利用者様はほんとうに十人十色です。

そして、人生の大先輩なのに、優しくて謙虚で、支援者を受け入れてくださいます。

そんな姿勢から私は日々学ばせていただき、私も将来こんな風になりたいなと思いながらヘルパーをしています。

支援者はアドバイザーではない、といつも感じます。

これまで利用者様が大切にされてきたことを知り、進まれてきた道を敬い、そのまま進んでいかれるようにサポートする、自信を取り戻していただけるよう伴走する、それだけで生き生きと生活される方はとても多いです。

危ないから、もう出来ないから、とカゴの鳥にするのではなく、プロとして陰ながら安全を保って、その方がご自身の力や気力で毎日を生きていかれることが私の理想的な介護です。

そして実際に、開業から5年経ちますが、活力にあふれた利用者様がたくさんいらっしゃいます。

 

ページトップへ